昆明国家高新区の重点開発が始まる

昆明国家高新区

昆明高新区(工業団地)は、中央政府の指定によって高度先端企業と技術開発企業等を中心とする専門集積エリアとして開発を行っている。その高度な技術を持つ企業に対する高新区内で発展と成長を支援することで、昆明高新区は健全な産業チェーンの育成から、昆明経済圏全体の経済発展へと成長を促すことと期待されている。

昆明高新区は1992年に計画が発表され、雲南省初の国家戦略産業基地として開発が始まった。総面積は86.88平方キロメートル、昆明城市内の東南30kmに位置し、新昆明(新都心)に隣接する。

2019年までに進出した規定の分野に沿った先端企業数は34社あり、その企業の保有特許件数は総数2,366件に上る。今回, 新たな高新区の開発建築面積は合計149,086平方メートルで、そのうち今年六月より始まった第一期の建築面積は75,588平方メートルとなる。

 2021年6月3日に、昆明高新区で始まった開発では、バイオ製薬、IT関連、複合金属材料などの九つの分野の企業が参加し、二年以内の完成を目指している。今回の高新区に対する総投資額は約80.76億元で、これら先端分野は今後の高新区の発展の中心産業として、発展が期待されている。

元より昆明高新区は医薬、高先端材料、情報技術、デジタル経済を中心とした多数の企業の集積による独自の産業開発を行い、進出企業の技術資源による先端産業の基礎を確立するよう計画していた。これは高新区の区内の企業だけではなく、高新区区域外の企業からも、この分野の発展に対し大きな期待をもって迎えられている。

重点分野進出企業

中南高科昆明智産業園

 一期開発の総面積は約14.9万平方メートル、総投入資金約20億元(約340億円)、稼働後の年売上高は6.04億元(103億円)を想定している。IT、バイオ医学、自動化生産、など高先端産業をメインに生産に取り組む。

昆明渔浦高原国際アーチェリー体育公園

「アーチェリー」を基本とした設備を完備するスポーツ公園を作る予定だ。この中には基本的な総合的なスポーツ設備から、水上公園、キャンプ場、スポーツホテル等の施設が建設され、一か所で家族や友達とスポーツの楽しみを体験できる場所として開発されます。

裕同科技昆明包装産業基地

専用面積36,713平方メートルの新工場は、タバコ包装、デバイス、医薬品などの商品の包装デザインから販売まで行う。投資額2.2億元(約37億円)に対して、年間売り上げ高は5億元(約85億円)と見込んでいる。

清华海峡健康科学小鎮

主な研究開発分野は持続可能な発展が期待できる先端技術に特化して取り組む計画であり、投資金額でも重点開発の中でも一番高く、総投資金額は約50億元(約850億円)である。その分野は医療医薬はもちろん、AI関連技術、高先端製品の開発に取り組み、年間約10億元(170億円)売上を見込んでいる。

云南建筑技術信息産業園

総投資額1.2億元(21億円)超え、イノベーション、科学、開放の理念を持つて、雲南省に対して、技術開発、人材育成を、一体とする建築専門の産業園プロジェクトです。これまでに政府と社会が対面する問題に対して新たな挑戦と開発をする事により雲南独自の建築スタイルを立ち上げます。