セブンイレブン、雲南省へ進出

2021年7月27日、(株)セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区)の完全子会社、セブンイレブン(中国)投資有限公司(北京市)よりエリアフランチャイズ権を付与された(5月19日契約成立)雲南強林楽家連鎖便利店有限公司(雲南強林石化集団有限公司子会社)が、今年11月より始まる開店に向けて、昆明にて今後のフランチャイズ計画について説明会を行った。会場には省内より約300名以上の企業代表者が集まるなど、期待の高さが伺え、盛況となった。

セブンイレブンは、中国におけるコンビニエンスストアの市場拡大の発展性に大きな期待を寄せており、すでに中国の各一級都市で一定数の店舗を展開しています。今回は雲南強林楽家連鎖便利店有限公司を通じて、その親会社である雲南強林石化集団が持つ中国での業務経験と認知度を活かして、これから雲南省における市場の開拓と事業展開に役立てるものと考え、今回このような日中企業の連携を図った。

雲南強林楽家連鎖便利店有限公司による説明会では、今後十年間の発展、そして商品、物流、店舗について詳しく紹介し、セブンイレブンの雲南省初進出が重要な一歩であり、それと同時に、セブンイレブンの事業展開につれて雲南地域の流通近代化とお客様の利便性の向上にも良い影響を与えることになるだろうと説明した。また、商品ラインアップに関して、雲南省産品を加えるなど地域限定商品による“地産地消”の展開をすることを発表した。

雲南初のセブンイレブンは今年11月に正式にオープンし、年内に3つの直営店を開く予定となっている。その後の計画では、2022年には30店、2023年には80店、今後10年間で550店舗の展開を目指しており、2022年よりフランチャイズ事業を開始する予定となっている。

説明会の詳細により、2019年3月、雲南強林楽家連鎖便利店有限公司とセブンイレブン(中国)投資有限公司との接触と商談を始め、お互いに経営理念などの面で高度な適合性を見出しました。2021年5月19日に両社正式に契約を結んだ後に、雲南強林楽家連鎖便利店有限公司が雲南省におけるフランチャイズ権を持つようになりました。今後も日中両社による連携を軸に、さらなる地域での出店を強化してまいります。